現在30代子持ち主婦です。
大学卒業後、当時付き合っていた旦那が一念発起して医師を目指していた過去について、また医師の卵として現在奮闘している旦那を見守る妻目線でお届けします。

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旦那が医学部を目指す話。受験を支えようと覚悟したきっかけと、医大への目指し方を考える

医学部受験の話

旦那「医者、目指そうかな...」                  

大学を卒業して私と旦那が社会人1年目の夏頃のこと。このときはまだ何気ない会話の中でポロッと言っていただけだった。

私「そういえば大学時代に医学部行きたかったみたいなことを言ったことあったもんね〜」。

当時の旦那は安定職ナンバーワンの公務員であった。まだ働きだして1年目、どこまで本気なのか、私はもちろん旦那もまだ漠然としているようだった。
この時、まだ入籍はしておらず、同棲を始めて3ヶ月が過ぎたころだった。まだまだお互い自分の仕事に慣れるのに必死な時期だった。
もちろん仕事に慣れていない、働くという習慣がなかなかまだ身についていない社会人1年生には皆等しく訪れるであろうアレルギー反応のようなもので、私も休み少ないしやること多いし仕事行きたくなーい涙、みたいなテンションの話かと思いきや..
しかし、自分にとって納得のいっていない進路を進むのは想像以上にしんどいようで、前のような明るさが旦那にはなくなったようだった。
涙が不意に出たり、なんとなくぼーっとしていたり、寝れていないようだったりと、もう教科書にのってそうなくらい分かりやすく憔悴していた。

それはもう、なんでも割と要領よくこなし楽しくゆる〜く生きているような人だったので学生時代で見たことがない、初めて見る姿だった。

私もその姿にかなり衝撃を受け、「もう仕事をやめてくれ...」気づけば旦那に懇願していた。

本格的に医学部受験に向かって動き出す

その年の秋頃だった。2人の作戦会議が毎夜開催されます。

まず、私立大学にするか国立大学にするかだが…、私大の方が国立大よりも大学数・定員数ともに多く、試験レベルも大学によっては難易度が下がるとの情報もあり、比較的に国立大より合格しやすいのかなと安易に思った私。

がしかし私大医学部はお金がかかる。入学金から数百万、1年間の学費から1000万超えるという事実をみせつけられ、私大医学部は次元が違うお金のかかり方をするとあらためて学んだ私達は否応なしに国立大学で目指すことにした。

次に編入試験ルートとセンター試験+二次試験ルート。どちらのルート選択にしようかと考える。

編入試験だと、3年生から編入するので実質4年間の在学ですむのと試験日が各大学によって違うため、数多く受験することができる。受験回数が増えればそれだけ受かる確率が増える。ただ私達の場合は、今住んでいる県内で医学部がある国立大学に通うことが理想であり、その国立大学が編入試験を実施していなかった。

一応、隣県の国立大学は編入試験を実施しているので、居住県内にこだわらず、最寄りの県で受験することも考えてみる。

けれども...編入試験はだいたい小論文と面接のため、センター試験や二次試験と比べると合格基準が不透明になりがちであり対策が立てづらく募集人数も数人なのでやはり編入試験ルートは見送る。

よって、居住県内の国立大学のセンター試験+二次試験ルートに私達は決めた。ただ旦那はこの時点で完全に仕事を辞めて受験することに抵抗があるようで、仕事をしながらひとまずセンター試験対策を始めた。

受験勉強を開始したのは10月ごろ、結果は...

旦那は19時までには家に帰ることができた。私より先に家に帰り着いていたので夜ご飯の準備をしていてくれていた。食事を終えたあとに勉強を開始し、夜中2時ぐらいまでやっていた。

旦那の職場が遠く、車で小1時間かかる場所だったため朝は6時頃には家を出ていた。傍目から見ても旦那は本当にきつい生活を送っていると思う。だけど、以前より覇気がでていた。

年が明けて、センター試験、二次試験を受けたが...

今回は不合格に終わった。

受験勉強を開始するのが遅かったのはもちろん、仕事をしながら勉強していたので、圧倒的に時間が足りなかった。これで合格してしまうほどやはり甘くはなかったorz

けれど、医学部受験を実際にチャレンジしたことで、決心がついたのか、旦那は正式に退職届を提出し3月いっぱいで仕事を辞めることになった。

4月から数年ぶりの受験生生活が始まる!

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