現在30代子持ち主婦です。
旦那が一念発起して医師を目指し現在医師として働いています。旦那の再受験や医学生生活を支える希有な経験から、役立ちそうな情報を発信していこうと思いブログを開設しました。
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【医学部再受験】宅浪、予備校、医学部専門予備校。どのやり方で医学部を目指す?

医学部受験の話

※この記事にはプロモーションが含まれています。

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社会人経験者、他の大学に行った人、高校は卒業して浪人をした人などの再受験生や浪人生では、現役高校受験生と比べて受験を1度経験した分、受験対策でとる選択肢の自由度は高くなります。つまり医学部を自由に目指しても良いと言えます。

医学部を受けると決めたら、どういう手段で目指していくのか、どの手段が自分に合うのかをまとめています。

自力で受験対策!宅浪で医学部に受かる可能性がある人はこんな人

自力で受験対策!宅浪で医学部に受かる可能性がある人はこんな人

仕事をしながら受験勉強となると、必然的に宅浪という形をとると思います。1年目は働きながら、2年目は仕事を辞めて宅浪で受験勉強をした経験から、宅浪でも受かる素質のある人を分析してみました。

受験勉強という作業時間を毎日確保でき、維持し続けることができる

経験上、社会人の場合は平日で1日あたり3時間程度、土日で1日あたり10時間程度の勉強量を確保することができますが、個人的には実際は休みのどちらかは半日ほど遊ぶ 仕事と勉強の両立はモチベーションがもたないため、おおよそ週当たり30時間程度の勉強量を実際こなしていました。 

実際に平日勤務をこなした勉強スケジュールです。

昼休憩と帰宅後就寝前の計4時間を捻出するのが精一杯でした。

私の場合は受験勉強を開始したのが9月頃で、圧倒的に勉強量が少なかったためにこの時の受験は、センター試験で80.7%程度しかとれず、前期試験も失敗に終わりました。

ただ、仕事を完全に辞めて宅浪でもいける!という謎の自信が湧いたのも、仕事をしながら受験勉強を半年間独学で行った経験のおかげでした。

宅浪時代では、1日あたり8時間(月当り250時間)受験勉強に当てていました。社会人時代と比べて勉強量が大幅に確保できたのですが、その分余裕や中だるみが生まれてしまい、モチベーションの維持が難しかったり、自分のやる気に大きく左右するため、月によっては勉強時間数がガクッと下がることもありました。

ただ机に向かえばいいのではなく、無駄な勉強はしないように必要な勉強を模索しながら、1日の大半を勉強に費やして毎日毎日それを繰り返していきます。

しかも自分の勉強の方向性が正しいと信じながらも模試の結果を頼りにトライアンドエラーを繰り返す1年は、まさに自分との戦いで病む瞬間もあります。

参考書の解説や問題集の解答を読んで理解ができる

参考書の解説や問題集の解答を読んで理解ができる

どの教科も医学部や難関大を受けるために必要な対応力が培われるような問題集や参考書はありますが、それを会得できる程度の理解力が自分にないと意味がありません。

初級レベルのものから始めて、受験大学の難易度まで参考書や問題集のレベルを上げていけば良い話ではありますが、現実ではなかなか難しく、レベルを上げていく途中でつまづく単元や分野が人それぞれあり沼にハマっていくことが多いです。

考え方の癖や思い込みが邪魔をするため、一人だけで勉強すると沼ります。人に教えてもらい気づかせてもらわないとなかなか先に進めない瞬間は自分にもありました。

私の場合は、以前バイトでお世話になった塾の先生に教えてもらって解決していました。

模試や過去問を通して自分の苦手分野や課題を正しく把握して対策をたてることができる

例えば暗記系の得点率が弱いと気づいた時に、どのくらいの量やペースで暗記に時間をかけるとか、覚えたとしても忘れるタイミングが来るのでそのケアはいつ頃しようかとか、数学や化学、物理など、理解するまでに時間がかかる教科は一度理解してさえしまえば忘れるということはないけど、じゃあ理解するためには参考書や問題集の質やレベルの自分との相性は必須で、そもそも自分だけでは理解しきれない問題も出てくるのでそこの線引や対応をどうするかなど、勉強以外にかかる労力として“点数を上げるために必要な対策と計画作り”を徒労に終わらせず結果に繋げる必要があります

この部分については、予備校を利用していればそこまで労力をかけずに済むのですが、宅浪の場合は結構重くのしかかる部分でもあります。

「何が分からないのかが分からない…」という状態で孤軍奮闘するのは沼にハマる可能性が高いので危険です。

得点率に応じて戦略を立てることができる

得点率に応じて戦略を立てることができる

経験上対策ミスと感じたことは、科目ごとの勉強時間の配分が偏ったことでした。つまり私の場合は苦手な国語や政治経済に8割時間を充てて、得意教科である理系科目や英語をおろそかにしたことでした。

また、共通テスト(旧センター試験)の各科目の得点率の再現性が低いのも良くないです。例えば、模試を受けるたびに科目ごとで高得点になったり低くなったり、模試や過去問の合計得点率の上下幅が毎回大きく、70%台の得点率のときもあれば90%台の得点率を行ったり来たりするのは、得点率の再現性が低いため勉強の方針を組み立てるのが難しくなります。

なぜ、共通テスト(旧センター試験)の得点率の再現性が低いとまずいのかというと。

また、各科目で毎回得点率の乱高下があると、どの科目が自分にとって有利(高得点を取りやすい)もしくは苦手(勉強量に対して点数に反映されない、コスパが悪い)の判断ができません。二次試験で必要な点数を割り出して、自分にとって有利な科目で得点を稼ぎ(攻め)、苦手な科目は点数を下げないようにする(守り)といった、攻めと守りができないためです。

宅浪の場合は、基本的に受かるために必要な戦略を自分で試行錯誤しながら実行し続け、自分でカバーできないような部分、例えば未学習の科目を1から勉強するとか、どうしても理解できない教科は誰かに教えてもらうというようなスタイルになります。

私の時代ではオンラインなどは無かったので、知り合いの塾講師に教えてもらうなどして対処していました。今の時代は、オンライン予備校が数多くあるので、取り入れてみるのは有意義だと思います。

 

予備校で受験対策!医学部受験で予備校に行った方がいい人はこんな人

基本的に受講生の自主性に任せているところが多いですが、大手予備校が組む授業カリキュラムや授業内容は、「この通りに受講して内容を完璧にマスターしたら学力は自然と上がる」と言っても過言ではないくらい洗練されています。

昔からある大手予備校(河合塾・代ゼミ・駿台・東進)、受講者が非常に多く大きな母集団をもとにした統計による数字の信憑性が高いです。例えば、学習到達度に対する合格率の正確性が高く、過去入試データも豊富・実績も豊富なため、入試問題の傾向を熟知した受講内容や独自テキストが編成されており、受かるために必要な知識や問題への理解力を効率よく得ることができます。

また、大手予備校は授業料は比較的手頃で、入塾テストや偏差値によっては授業の割引や免除をうけることができます。全体の雰囲気としては医進コースもありますが他の難関大志望者と一緒に受講することも多いため医大進学に特化しているわけでなく目標に向かって自ら進んでいくことができる自主性は必要になってきます。

勉強自体はできる

経験上、記述式模試の偏差値で全教科60以上行かない場合は、一人での勉強に限界があるため予備校へ行った方がいいと考えます。

自分で勉強や自己管理はできるけど、参考書を読んでも理解できないもしくは理解に時間がかかる場合、苦手分野や自分への課題はなんとなく分かるけど、それを克服するための具体的な対策が分からない、自分にとって最適な参考書や問題集が分からない場合は予備校をおすすめします。

先でもいったように、“点数を上げるために必要な対策と計画作り”という勉強以外にかかる労力に時間を費やすのは普通にもったいなく、予備校に頼る醍醐味でもあります。

ある程度自分で受かるために必要な対策が分かり実行できる

自分の位置を理解していて、偏差値や大学の出題傾向から、自分がより受かりやすい大学を選ぶことができる人や、ある程度自分で勉強し学力を上げる人は、放任傾向のある大手予備校は向いています。

大手予備校の多くは集団授業で、授業以外の時間は自習となり、自分で勉強計画を立てて実行していきます。例えば、授業内容や模試の分からない、できないところは自分で見直し理解する必要があり、自分から講師へ質問しに行ったりします。

またチューター制はあるが、基本的に自主性を尊重しています。つまりどこの大学が受かりやすいかなどの選定は基本的に自分でやっていくことになります。

大学受験の予備校・塾 河合塾
東大・京大・早慶大など難関大や医学部をはじめ数々の大学・高校の合格実績が河合塾の自信です。高卒生や現役生、中高一貫、海外大進学、帰国生、通信制の学生ほか、英語や幼児教育も幅広くサポート。大学受験の予備校・塾、学校法人河合塾の公式サイトです。
大学受験の予備校・塾 東進
2023年も東大・旧七帝大+3・早慶などで日本一の現役合格実績を更新。東進の合格力の理由(ワケ)を体験しよう。予備校・大学受験の東進ハイスクール、東進衛星予備校公式サイト。
大学受験予備校の代々木ゼミナール
大学受験・入試の予備校なら代々木ゼミナール。東大、京大、医学部、早稲田、慶應をはじめとした国公立・私立大学へ、多数の合格実績を誇る大学受験の代々木ゼミナール公式ウェブサイトです。現役高校生から高卒生まであらゆる受験生のニーズに対応した入試情...

昔からある有名大手予備校です。

ちなみに自分が通っていた大学では、再受験組で最も多かったのは河合塾でした。

一点集中して受験対策!費用はかかるが確実性が高い医学部専門予備校がおすすめなのはこんな人

何をしたら良いかわからない、自分を客観視できない

必要な内容を必要な回数繰り返して勉強をせず、ただ漠然と勉強時間だけを稼ぎがちになる人や、そもそも何が分からないのか分からないという状態の人は医学部専門予備校をおすすめします。

医学部専門予備校の特徴として授業を受けっぱなしにするのではなくフォローアップに力を入れています。つまり勉強計画をオーダーメイドしてくれるところや、マンツーマンで分からない問題を理解するまで対応してくれる、確実に理解できたのを確認してもらってから次に進めてもらうなど、勉強方法や質を個人に寄せてかなり手厚くフォローしてもらうことができます。

理解できるまで対応してくれる、理解できる勉強内容を設計してくれるフォロアップが強みの医学部専門予備校はこちら。

既卒医学部コース【横浜予備校】

模試の得点や得点率に左右されて客観視できず、自分を見失いがちな人も医学部専門予備校をおすすめします。

自分の能力を過信してしまい、本来必要な対策を疎かにしてしまう人や、数学が得意だと思い込み医学部は高難易度の出題があるから、つい基礎を疎かにして発展問題ばかりしてしまう人は要注意です。実際は基本問題をしっかり抑えないとまず医学部には受からないと思ってください。

医学部専門予備校では、小テストを頻回に受けさせることで学習到達度を細かく把握していくため、自分の実力を正しく見積もることができます。また、自分の学力から必要な勉強の中身も設定され都度アドバイスのされるため、精度の高い受験対策を実践することができます。

実は医学部に受かるための指標として模試の得点率や偏差値が数字としてはっきりしているので目標は立てやすいです。

自己管理が苦手、メンタル面の支えがほしい

1日の大半を受験勉強にあてそれを365日持続し続けるのは、想像以上にキツイです。けれど、一定量の勉強時間を持つことは医学部合格の最低ラインでもあり、こんなに勉強しているのになかなか結果に結びつかない、上には上がいることを見せつけられて心が折れることも多々あります。

結果が出ない停滞期に苛立ち、近づく受験に焦りので簡単に闇落ちします 笑。

ただ冗談抜きに、心が折られても自分で自分を奮い立たせる必要があり、その繰り返しのお陰でわりと病みやすいです。

前向きに話しができる相手、自分の気持ちを淡々と受け止めてくれる相手、勇気づけてくれる存在は大事です。その点、医学部専門予備校では専門家が在籍していることが多く、プロが相手をしてくれるので非常にメンタルが安定します。

合格率を上げるためのスケジュール管理をしてほしい

医学部専門予備校では、勉強内容の組み立てや、現時点での自分の実力を正確に把握することができ、月単位で細かく目標設定し1日単位で科目ごとの時間管理、受験間近で出来上がってきた自分の戦闘スタイルと相性が良い医大受験をコーディネイトしてくれます。

例えばある程度勉強を進めて、国立大学を目指すのか私立大学も目指すのか、私立大学の場合は共通テストは必ずしも必要ではなく、国立と比べて二次の受験教科数が少ない場合もあるので、勉強する科目を絞り専念することができるため合格の可能性が高くなります。

医学部受験である程度戦える学力の底上げをした後に、より確実に受かる可能性が高い大学を提案してもらい対策をしてもらえるのも医学部専門予備校の強みです。

個別指導を中心とし、模試やカウンセリングを通して医学部に受かるためのオーダーメイドカリキュラムを強みとした細やかなスケジュール管理をしてくれるのが特徴的な予備校はこちら。

高卒プログラム【京都医塾】

学習環境が至れり尽くせり

多くの医専予備校は、学費が高い分学習環境にペイしている事が多いです。自習スペースの椅子の座り心地や照明に気を使うところ、ドリンクバーを併設するところ、ジムを無料開放するところなど、他の予備校にはないサービスが充実しています。

個別対応を中心に充実したカウンセリングや学習環境に力を入れた予備校はこちら。

指導塾アシリ |医学部・難関大受験生向けの個別指導塾

まとめ

現役合格にこだわるなど視野が狭くなりがちだった高校生現役時代と違って、高校を卒業した後であればどのように医学部を目指すも自由です。社会人であれば仕事をしながら目指すことも、時に仕事を辞めて専念することもあるし、大学生であっても再入学することはもちろん可能です。

医大受験は多様な年齢や人生を歩んできた人たちも集まることができ、だからこそ平等に追いかけることができる数少ない夢に医師という職業があると思います。

医学部は宅浪、大手予備校、医学部専門予備校のどの選択をとっても自由に目指すことができます。

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