第一志望大学不合格...
四国旅行の最終日に前期二次試験が不合格が決定してしまった...
帰りの車中は終始お通夜のような状態...
当たり前だけど、こんなに落ち込んでいる旦那を初めて見た。あれだけ文字通り身を削って努力しても結果に繋がらないことがあるのかと、むごい現実をつきつけられた。
旅行から帰ってからしばらく、仕事にでる私を見ること無く布団の中にいる旦那。安易な気休めの言葉などは絶対かけられないから、しばらくはそっとしておいていた。
仕事をしながら、旦那のことや今後のことを考えてみる。
仕事を辞めてまで受験に取り組んだ旦那。自分で後に引けない状態での受験は相当な覚悟を決めていたと思う。事実その覚悟は本物で、幾度と受けてきた模試の結果は合格を十分目指せる成績だった。
今回、目指した大学は確かに最難関の医大だった。このまま、諦めてしまうのは単純にもったいないと、私は思った。
もう一年、本人のやる気があるのなら、今度はランクを下げて他県の医大をチャレンジしてみてはどうだろう。
だけど、これ以上無理なほど頑張っている姿を1年間見てきたので、ここで受験を辞める選択もアリだと思う。ただし、それで本人が納得していればの話だけど...
医学部受験を諦めた場合は、私と同じ業界で頑張って働いて2人で起業するのもありかな、とか考える。
受験を再チャレンジする、医師以外の道を一緒に進む、あと思いつく選択肢は...
他県の後期試験にチャレンジしてみること...
センター試験の結果が大部分を占めていてそこに面接と小論文の配点が追加される試験内容となっているため、今回のセンター試験結果から考えるとかなり受かる可能性は低い。が...。頑張る気力、残っているだろうか。
後期試験を受けるのであればもう締切が間近であった。少し、話し合ってみることにした。
後期試験チャレンジ
私が考えてきた今後の選択肢について、旦那はどう思っているのかを聞いてみた。
もう毎日を生きるのだけでいっぱいな憔悴しきっている旦那には酷だが、今できること、今後できることを思いつくだけ提案してみる。

もし、まだ頑張れるのであれば、もう一年挑戦してみてもいいと思う。今までの成績をみても、ここで諦めるのはもったいないと思うし。

お金のことは気にしなくていいし、予備校の必要性を感じたのであれば、なんとか費用を工面してみるよ。

これ以上ないくらい頑張ったからもうとてももう1年なんて考えられない...
旦那は、日頃からお金の心配もかなりしていた。それも気にしての返答だろうなと思った。

それなら、他県の医大の後期試験は一応受けておいたら?完全に諦めるのはその後でもいいと思うよ。

......、
受けてたくないな...。
渋る旦那。
わかる。受かる可能性低いし、何より落ちたショックが大きすぎてそんな気力を出すことは難しいか。

けれど、多分受けないと後悔すると思うから、これまで頑張った自分自身のためにも後期試験を受けてきて欲しい。
半ば、強引だったが、後期試験を受けてもらうことになった。
後期試験もダメだった場合は、一緒に起業目指して頑張ってもいいし、もしかしたらもう一度受験頑張るというかもしれないし。
とりあえず前を向くためには、医学部に入るために今できることを全てやりきることが大事だと思うから、次に進むための儀式と思って後期試験を受けてきてもらった。
後期試験結果
正直、後期試験を受けてから後期試験の結果発表日まで記憶がない。
ただ、仕事中にきたラインだけは今でも覚えている。
「受かった」
その一言だけのライン。
こうして我が家はなんとか、医学部受験を無事に終えることができた。
旦那氏、本当にお疲れさまでした!
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