旦那が学生の時、妊娠を決断したタイミング
旦那が大学4年生に進学した時、私たちは子供を授かりました。というのも、このタイミングでないと妊娠・出産の難易度が上がると思ったからです。
1つは、大学4年生のカリキュラムが時間的に比較的余裕があると思ったからです。
なぜなら、専門分野の座学が一通り終わり、夏にCBTという臨床実習に参加できる能力を持っているかテストする全国規模の試験があり、ここを超えると、勉強しないといけない試験もなく授業もないため少し余裕ができます。なので無事、座学の単位やCBT試験をパスできれば、比較的時間に余裕ができるため、夏以降に就職活動を兼ねて卒後の研修先をある程度決めるために大体の学生は県外の病院実習に行くそうです。
私は、病院実習はもちろん行ってもらうが、旦那が大学4年生の夏以降のタイミングで出産することができれば、産後の一番大変な新生児期〜1歳になるまで、旦那と協力して手がかかる育児を乗り越えることができるのでは?!と踏みました。
逆に出産のタイミングがもっと遅れてしまうと、今度は大学5年生から大学の病院実習が始まりさらに6年生になると実習ごとの単位取得のための試験が追加され、卒業試験の準備も並行してこなさないといけないので、なかなかの激務になります。こうなると、医学生旦那に頼ることができなくなるどころか、勉強に専念できるようにこちらが気を使わないといけなくなる状況になるので、この時期の出産はなんとしても避けたかったです。
もう1つは、私が産休・育休に入る時に必要な生活費がある程度貯金できたからです。
転職して、3年勤めましたが、働き出す前から会社にある産休育休制度を利用して妊娠・出産するとを決めていたので、産休に入り収入が途絶えた時に備えて貯金をコツコツとしていました。
幸い、会社の産休・育休制度は整っていて、産休中は有給扱いとしてお休み前の給料と変わらずいただくことができ、社会保険も加入させて頂けたので、育休中は給付金として月給の5割から6割強もらうことができました。
なので、貯金と制度のおかげで産後から娘が1歳になるまで、お金の心配はあまりせずにすみました。
ただ、産休・育休中に給付金を貰えるからといって、全く貯金しなかったら、暮らしは厳しかったと思います。
というわけで以上の理由により、旦那が大学4年生の秋頃に出産するために、逆算して妊娠しました 笑
入念に妊娠計画をたてていたはずが、1つ誤算だったのが…コロナ
実際、生計が自分の収入のみだと、妊娠することに対してはかなり慎重になっていて、お金の計算やら産後無事に職場復帰できるかとか、そもそも妊娠発覚してクビにならないかなど、ずっと頭を悩ませていました。なので、条件が整って今しかない!!と思っても、いざ妊娠の決断をする時は、清水の舞台から飛び降りるぐらいの覚悟がいりました 笑
お金の問題と旦那の育児の協力体制が保証されて、準備は整った!と思っていましたが、一つ誤算だったのが、コロナの蔓延でした。
ちょうど妊娠した時が、まだワクチンどころか得体のしれない感染症であったコロナが日本で広がり始めたころでした。
緊急事態宣言で県外の実家に帰ることができない、里帰り出産先の病院が受け入れ中止になったり、コロナに感染してしまったら今ほど病院の体制が整っておらずむしろ情報が錯綜し混乱していた時期でもあったため、もし母体に緊急を要しても病院になかなか入れず救急車でたらい回しになるニュースもあったり…
さらに妊婦のコロナ感染が胎児にどう影響するかもよく分かっていなかったのと、ひとたび感染してしまうと、世の中が軽く混乱状態でもあったためか、コロナ感染の妊婦の扱いがわからない病院が多く、普通なら問題が起きないような妊娠出産時のトラブルも、うまく対処されない可能性が出てきていました。
病気としても怖かったですが、どちらかというと当時のコロナ禍での病院の受け入れ体制に大きなリスクを感じていました。
そういうわけで、私は里帰り出産を諦め、家でじっとしていることにしました。
母親学級もなく、出産も立ち会いやお見舞いも禁止されていたので、なかなか孤独な妊婦生活でしたが、妊娠中は体が重いからじっとしていたかったし、そもそも産院での出産や入院自体が初めての経験でもあり、こんなもんだろうと割り切れていました。
幸い、旦那に時間があったのと、授業があってもすべてリモートになったので、2人でずっと家にこもり育児をしました。
以上、これから医学生旦那と妊娠を考えている方は、大学4年生がおすすめです 笑
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