無事に医大に合格した旦那は、自分たちが住んでいたところとは遠くに離れた県外の大学に通うことになった。
ここで、ひとつの選択がでてきた。
私は現在住んでいる地域に残り、旦那は合格した医大のある県へ引っ越し別々に住むか。
あるいは私もついていき一緒に大学の近くに住むかだ。
結論から言うと、私がすぐに仕事を辞めることができず、また続けたい気持ちがあるためついていかなかった。なので、最初の1年は遠く離れた地で別々で過ごしていた。
けれど、日が経つに連れて私は焦りを感じていた。
一つは、子供が欲しかった私は、この状況でいつ妊娠ができるのかという焦り。
もう一つは、大学の学費の捻出に対する焦り。
この時はまだ入籍しておらず、年齢もちょうど出産適齢期で、このまま別々で6年間以上(留年・国試に落ちれば延長)はなれて暮らすとなると、高齢出産のリスクだけでなくそもそも妊娠できなくなるかもせいれない!仕事のキャリアも自分にとって大事だったが、タイムリミットがある妊娠出産に対して大きな焦りがあった。
また、入籍しておらず書類上では事実婚であったためか、学費免除の申請がなかなか通らず、年間50万以上の学費を捻出しなくてはいけなかった。この当時の仕事の年収では捻出するのが大変で、加えて定期的に会いにいくのもとてもお金がかかった。
次第に、こんな焦りを抱えながら仕事は忙しくでもお金はいつもなくて、家に帰れば寂しさを抑えながら、一人で食事を作る気が起きないからコンビニ飯を食べ、ユーチューブをみて疲れ果ててねる、こんな生活をあと6年以上も耐えることができる??妊娠できないかもしれないそんな犠牲を払ってでも今の仕事にしがみついていられる?
無理!
別々に住みだしてから半年ほど、これからの生活が想像できなくなったため、耐え続けていたものがあふれたように、この当時邁進していたキャリアを捨て、旦那がいる土地での転職活動をはじめた。
幸い、転職先はすぐに見つかり、旦那が大学2年生になるタイミングで、引っ越し再就職した。
引っ越したタイミングで、転職先の仕事の関係(扶養手当や社会保険の扶養手続きをスムーズにするため)で入籍をすることにした。
結果的に良かったのだが、入籍をして同じ場所に住むことができるようになったからか、学費免除が受けれるようになり、授業料が半額で済むようになった。
今思えば、夢のない結婚の仕方をしてしまったかも…
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